アンコールワットの朝焼けを鑑賞するんだ!という興奮からか昨晩はほとんど眠れずまさに遠足前日の子供状態だったワタクシ。
予定通り、4時起床で寝不足ゆえに頭も半分ボーっとしたまま5時過ぎにはホテルを出発。
アンコールワットの参道写真です。
こーんなに暗くて、足元さえ良く見えないような状況ですが既にかなりの人出でビックリ。
聖池前に立ち、ひたすら陽が昇るのを待ちます。
なーんか、雲が厚いですね・・・。
お!ちょっぴり朝焼け風??
もっと色濃くなってくるの~~??と期待しつつ待つも、曇りのお天気のまますっかり朝になりました。。。
ちなみに、丁度日本に居た時
こちらの番組でデ○ィ夫人がアンコールワットへの弾丸ツアーというのを決行しており、夫人も朝焼けを鑑賞しにこの聖池の前に立っていたのですがやはり雨季だったので曇りのまま朝焼けは見れず。
放映では「お天気の時なら朝焼けはこんな風に見えます」と映像を別途うつしていて、その際BGMに使われていたのがデ○ィ夫人選曲によるペール・ギュントの「
朝」。
おかげで私の頭の中にもすっかりこの曲がエンドレスで流れておりました。
曇っていたのもつかの間、何やら雨まで降り始めてしまい残念な気持ちを抱えたまま一旦ホテルに戻り朝食。
9時には観光ガイドさん&ドライバーさんと合流していざ遺跡めぐりスタートです!!
ガイドさんに、行っておきたい場所として・・・
○アンコールワット
○アンコールトム
○タプローム
○トンレサップ湖
をリクエストすると・・・
「はいはい。今日一日で全部行けますよ!」とのお答え。
前日の想像以上にハードだった山登りですっかり体力に自信をなくしたワタクシ、「いやいや、2日間あるから無理に1日で行かなくてもいいんですけど・・・」
「大丈夫。行けます。OKです!」との軽やかなお返事。
スケジュールは全てガイドさんにお任せ。
まずはアンコールトムへ。
〈アンコール・トム:高さ約8mの城壁に囲まれた「大きな町」という意味の都市遺跡。〉
南大門に到着。
観世音菩薩の四面塔。
あまりの迫力に驚き、しばし立ち尽くしてしまった次第。
ちなみにこの観音様のお顔の長さは約3mとな。
続いて、城壁内の中央に位置する
バイヨン寺院へ。
壁面の物語性に富んだレリーフを鑑賞しながら、先へ進みます。
と、ガイドさんに呼ばれたので行ってみるとどうやら恒例の撮影スポットらしいこちらへ案内されました。
3つの菩薩の顔が同時に拝めるポイントだそうです。
お次はバプーオン。
〈バプーオン:「隠し子」という意味をもつ、3層からなるピラミッド型寺院。〉
こちらの参道、空中参道になっているのです。
横から見ると、こんな感じで。
途中、諸々遺跡を見学しつつこちら象のテラスに到着。
〈象のテラス:かつて王族達が閲兵を行った王宮前にあるテラス。〉
外壁にはガルーダとガジャシンハがテラスを支える姿が。
全体を見ると圧巻。
象のテラスなだけに、象の姿も見えます。
道の向こう側、塔がいくつかあるの見えますでしょうか。
プラサット・スゥル・プラットというそうですが、別名:綱渡りの塔というそうで・・・王宮前広場に集まった観客に綱渡りを見せた、とか一説には王の前であの塔を無事に綱で渡りきったら王の妃になれるとか?他には裁判に使われた塔だった、王に誓いをたてる場所だったなどなど諸説あるようです。
一通り歩ききったところで、車に乗り
タ・プロームへ。
トゥーム・レイダーの撮影にも使われたというこちら、遺跡に絡みつく樹木が自然の凄さを物語っています。
自然の脅威を示すため巨木を切り払うなどの修復はあえてせずに、このままにしている・・・いや、やはりこのままでは遺跡そのものがあとかたもなくなってしまうので修復は必要ではないか、といった議論が行われているというのは本当でしょうか?
いずれにしても、初めて目にする遺跡とその自然の力にただただ圧倒されてしまったのでした。
間にお昼を挟み、市内中心部から30分程のドライブ。
辿り着いた先は
トンレサップ湖。
乾季は約3000k㎡の大きさが雨季には約3倍にもふくれあがるという、伸縮する湖。
ボート乗り場はこんな感じ。
船もそんなに大きくないので、結構揺れそう?と一抹の不安を覚えつつ乗船。
こちらでは水上生活をしている様子が見られるというのですが、早速教会を発見。
ごくごく普通に生活する人々。
でも寝るときは床面が不安定なのでハンモックで寝るんだそうです。
湖でとったお魚を加工している様子や、カラオケを楽しんでいる様子も見えました。
生活エリアは数十分で抜けて、おお!まるで海~~な広さ。
右見ても左見てもどこまでも続く水面。
何だか吸い込まれそうな迫力です。
帰り際、水上ホテルも発見。
ワニの養殖場にも立ち寄ってみたり。
さあて本日のラストは今朝、朝焼け?を鑑賞しに行った
アンコールワット。
日中はどんな姿で見えるのでしょう??
お堀の前からパチリ。
空も青々として、今朝の曇り~雨が嘘のよう。
参道をテクテク歩き
聖池の前で渾身の一枚。(ペナ夫撮影)
聖池にうつる、逆さアンコールワットも美しく。
朝は入れなかった内部も見学。
様々なレリーフの説明を受けながら進みます。
こちらはヒンドゥー教における天地創造神話である「乳海攪拌」の中心場面。
1632年に日本人の森本右近太夫が父母の菩提を弔う為に訪れた際に書いたという落書きのあと。
鮮やかなお花のレリーフで埋め尽くされた天井も印象的。
上層への階段は修復作業中の為、立ち入り不可。
既にアンコールワットに行ったお友達数人から、ここの階段の凄さを聞いて想像はしていましたが、本当に傾斜が急すぎます!
遺跡めぐりのフルコースを味わったような満足感で本日の観光は終了。
ディナーは
ラッフルズにて。
お昼と同じくカンボジアのお料理をいただいてみました。
揚げワンタン入りのココナッツミルクスープ。
空心菜のニンニク炒め。
トゥック・トレイ(魚醤)で味付けしてあり、ご飯のおかずにピッタリなお味。
お昼も食べて美味しかったので再度オーダー。
他にはイカの炒め物に海老の焼きそばなど。
昨晩は寝不足すぎたので、今夜こそしっかり寝るぞ!と心に誓いホテルに戻りました。
明日の朝はゆっくり寝られるかな~~~。